記事一覧
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ミステリー
松本清張ドラマスペシャル 十万分の一の偶然
ネタバレ注意 ミステリーといえども人間ドラマ 東名高速道路で玉突き事故に巻き込まれて死亡した娘の死の謎を解くために奔走する父親(田村正和)の姿を軸に描くミステリードラマ。犯人は、おおよそ見当がつく(ただし、共犯者は意外な人物)が、ドライバ... -
物語の持つ可能性
映画「ホテルローヤル」のこと
映画「ホテルローヤル」と柴田まゆみの70年代ポップス「白いページの中に」が醸し出す空気感 原作は桜木紫乃の自伝的小説だが、本の方は短編集形式になっている。 様々な人生が描かれつつ、主題となる絵模様が浮かび上がってきて、最終的には何もかも失っ... -
生き方
生きづらい社会で生きる
真に生きたいから死にたいと思う、人間の逆説的心理 〈パパゲーノ〉の「死にたい」は「生きたい」の代名詞ではないか?・・・と思う。現代社会で、あてがわれた生き方を、ただただ受動的に、運ばれてくる餌を食する養鶏所の鶏のように啄むことが「生きる」... -
HSPと仕事
HSPの人としごと
思い返すと・・・ 現在、自分は還暦を過ぎたおっさんである。そのためか、自分がHSPだった自覚が薄い。しかし、10代、20代、30代くらいまでの自分は、「人と過ごすとぐったり疲れる」「外泊すると眠れない」「人に言われたこと(や変な態度)が引っかかっ... -
小説術
NHK短編ドラマ『ボッコちゃん』を見た感想
星新一のショートSF「ボッコちゃん」は、見た目は美しいが、人の言うことをオウム返しすることしかできないロボット。「ボッコちゃん」に振り回される人間の悲劇を描く作品。ショートショートの作品として読んだのは、20代の時、30年以上前なので、どんな...
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